product

バイクのエンジンオイル選び方 ~4ストロークエンジン用オイル 少々応用編 part2~

皆様、こんにちは。松山店のゴーストライターSです。

今回は
「ウケる確率が5%は超えていて欲しい」と願っております
『エンジンオイル選び術』シリーズ第4弾

バイクのエンジンオイル選び術
~4ストロークエンジン用オイル
少々応用編 part2~

です。

前回に続き、”少々応用編”です。
今回は

②エンジンオイルの粘度って変えても良いの?

という話題でお送りいたします。

なお、前回同様”少々応用編”では
筆者・ゴーストライターSの個人的見解が所々に入ってきます。
ここで書いたことが全てではありません。

読者様の”お好み”に合わなければ、無理に取り入れる必要は無いと考えています。
「そういう考え方もあるのね」といった感じで、記憶の片隅に留めていただき、
いつかどこかで役立つ時が来ましたら幸いでございます。

 

 

さぁ、本題に入りましょう。

『4ストロークエンジン用オイル 基本編』にて、

「《車両メーカーが指定する粘度》
《車両メーカーが指定する規格》
のオイルを選ぶことが”基本”」
と書きました。

「じゃあ、入れるエンジンオイルの粘度は変えても良いの?ダメなの?」
という疑問について。

これまでCRF1000Lアフリカツインで
●エンジンオイルを10銘柄
★粘度違いで分けるなら12銘柄

を投入した筆者の経験上

「粘度を変えて良い場合はある。
ただ、程度は考えた方が良い」

という見解です。

よく出回っている情報として
「夏場は暑くなってシフトタッチが硬くなりやすい。
粘度を上げてやると、この症状が改善する」

というのがあります。

これは、間違いではないと思います。
特に、熱が籠りやすい車両の場合、
【指定(推奨)が10W40粘度の車両に対して、
夏場は10W50粘度や15W50粘度を投入する】
という策に走るのはアリだと思われます。

ただ、だからといって、無闇やたらに粘度を変えて良いか―――
となると、これは「程度は考えた方が・・・」
という話になると思われます。

ここで筆者が体感した”一例”を紹介させていただきます。

筆者のマシン・CRF1000Lアフリカツインは指定(推奨)粘度が10W30です。
今まで10W50粘度を3銘柄投入した経験で申し上げますと、
「アフリカツインに対して、10W50粘度は”硬い”可能性が高い」
と考えています。

3000r/min辺りからシフトダウンせず、
アクセルオープン一発で加速したい時に、
10W50粘度のオイルを入れていた時、その加速で
若干「モタつく・・・?」ような感覚があった記憶があります。

10W30や5W40粘度では、その感覚があまり出てこなかった時もあるので、
「10W50粘度という硬いオイルではエンジン内部の”抵抗”が大きかった・・・?」
と考えています。

―――ってことで、筆者の中では
「10W30推奨のアフリカツインに対して10W50は硬い可能性が高い」
という見解になりました。
ただ、これは乗り手の”好み”も絡んでくるので、
一概に「良くない」とも言い切れないのが本音です。

若干話が逸れてしまいましたが(汗)

オイルの粘度を変えてみる場合は、
「指定の粘度からあまり離れていない粘度から試していただく」
というのが1つの方法
ではないかと思われます。

 

また、「基本よりちょっとレベルアップ編」で触れましたが、
同じ粘度表記のオイルでも
少々の「柔らかい(サラサラ)・硬い(ネバい)」の差があります。

「指定(推奨)と同じ粘度の、違う銘柄のオイルを入れてみる」
というのも1つの方法
ではないかと思います。

 

正直なところ、エンジンオイルって、
「使ってみないとわからない」部分が多いんです・・・。

―――ということもあるので、色々試していただいて、
読者様にとっての”ベスト”を見つけてみてください。

イワサキでは色々なオイルメーカーの取り扱いがあります。
在庫に無い製品は取り寄せ対応ができますので、
お気軽にスタッフまでお声掛けください。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。