バイクのエンジンオイル選び方 ~4ストロークエンジン用オイル 基本編~
皆様、こんにちは。松山店のゴーストライターSです。
今回は
バイクのエンジンオイル選び方
~4ストロークエンジン用オイル
基本編~
今回の記事は
【バイクに乗り始めて、初めてエンジンオイルを選ぶという読者様】
向けの記事です。
“玄人”の読者様にとっては、
ちょっと物足りない内容になっているかもしれません。
あしからずご了承ください(;^_^A
今回は
エンジンオイルの選び方で押さえていただきたいポイント
を中心に書いていきます。
エンジンオイル、色々ありますよね?
イワサキのエンジンオイルコーナーを見渡して、
オイルのパッケージを見て、一番目に付く違いといえば―――

「10W-40」とか「10W-50」とか「5W-40」とか・・・
初めて見る人からしたら「コレ、何が違うんですか?」
となってしまうことでしょう。
「10W-40」とか「10W-50」とか「5W-40」とかの
表記の説明は置いといて・・・
エンジンオイル選びの
大・大・大前提として押さえていただきたいのは
《車両メーカーが指定する粘度》
《車両メーカーが指定する規格》
のオイルを選ぶことが”基本”です。
「粘度って何?」という疑問の声も聞こえてきそうなので、
簡単に解説させていただくと・・・
要は”粘り気”ですね。
水のようにスーッと流れていく感じの”サラサラ”したオイルや
ドロっとした感じの”ネバい”オイル―――
といった感じです(;^_^A
「じゃあ、車両メーカー指定の粘度や規格ってどうやって知るの?」
という話になるかと思います。
多くの場合、
●車両(エンジン)に貼られているステッカー
●車両の取扱説明書
で知ることができます。
そして、もう1つ大・大・大前提で押さえていただきたいことが
ご自分の車両のエンジンが
4ストロークなのか2ストロークなのか
を確認してください。
エンジンオイル選びでの大きな分岐点として、
「4ストローク用」と「2ストローク用」
があります。
ココを間違えると、ドエライことになりますので、ご注意ください。
現行モデルの車両は、多くが4ストロークのエンジンですので、
本記事では4ストロークのエンジンオイルについて書いていきます。
また、「同じ4ストロークだから―――」といって、
四輪車用のエンジンオイルをバイクに使うのはNGです。
理由を細かく説明するとなると、
トンデモナイ文章量になりそうなので・・・(;^_^A
今回は「四輪車用のオイルをバイクに使うのはNG!」
ということを”とりあえず”覚えていただけますと助かります。
話は戻って、
「じゃあ、車両メーカー指定の粘度や規格ってどうやって知るの?」
という話に触れます。
筆者のマシン・Honda CRF1000Lアフリカツインを例に出します。
車両(エンジン)に貼られているステッカーを見てみましょう。

↑ ↑
こんな感じで、指定(推奨)の粘度や規格が書かれています。

↑ ↑
取扱説明書にもバッチリ書かれていますね。
筆者のアフリカツインの場合は、
SAE規格:10W-30
JASO規格:MA
API規格:SG・SH・SJ・SL級相当
上記の条件を満たすエンジンオイルが”基本”ということになります。
そして、もうちょっと踏み込んだ話をさせていただきますと、
エンジンオイル選びで”間違い”が一番起こりにくいのは
車両メーカーの純正オイル
です。

Honda車には『Honda』
YAMAHA車には『YAMALUBE』
SUZUKI車には『ECSTAR』
Kawasaki車には『Kawasaki』
といったような組み合わせが、一番の安全策と言っても良いでしょう。
この記事が「はじめてのエンジンオイル選び」の参考になりましたら幸いです。
さて、本記事の前半で触れた
●「10W-40」とか「10W-50」とか「5W-40」とかの違い
●SAE規格、JASO規格、API規格
については、次回の記事で説明させていただきます。
それでは、今回はこの辺で失礼いたします。